有名人の学歴まとめてるブロガーのあなた、「偏差値」理解してますか?

自分もこうしてブログをしていて、多少なりともアフィリエイトのタグというのは貼っているし、ブログを書くというのはそれなりにコストも時間もかかっているのだから、それを商売にしているというのは全く理に適っていると思う。

自分はこうして気が向いた時に、自分の身の回りネタを書こうという感じでやっているから、時々「この人は全然興味もないことだけど、アクセスが多いジャンルだと思うから歯を食いしばって書いているんだなあ」と感心すらしてしまう。

その主たるものが、有名人(芸能人が多いが、政治家やテレビに出るような識者、スポーツ選手も含んでいる)の経歴をまとめたブログ。

正直、私はあまりテレビを見ないので、いつの間にか全然知らない人がすっかり定着した態で番組に出るのを目にすることがある。

そんな時や、ネットでふと話題になっている人が誰かわからなかったりもする。

そんな時、私はすぐ検索するのである。

ちなみに私はスマホは外出時にしか使わず、PC派である。でも最近の人ってあんまりPC使わないっていうのも聞いて驚いてる。

有名人の経歴まとめサイト、どれもこれも「偏差値」を全く理解していない

そんな風にすぐ検索して、以前はWikipediaを見ることが多かったのだけれども、最近ではブロガーの作った「経歴まとめサイト」みたいなのがよく検索結果に出てくるようになった。

とにかくそういうサイトは自分もこうして検索しているし、需要があるのだろうと思う。ものすごくたくさん出てくるのである。

そこでよくあるのが、その人物の出身高校、大学などを紹介しつつ、偏差値を併記して「普通」とか「やや難関」とか書いているパターンである。

それがめちゃくちゃなのである。

まず、その偏差値の数値もどこから引っ張り出した偏差値なのか、全然書かれていない。

偏差値は母集団のレベルが非常に大きな要素となって出される数値

当たり前の話だが、偏差値の数値というのはその母集団のレベルが大きな要素になってくるので、同じ高校にしても一般的な中3生が学校単位で受ける模試で出てくる偏差値と、高レベルの塾や予備校で実施する模試の偏差値では全く異なる。

また、そのように模試の種類といったところまでいかなくても、そもそも中学受験(比較的小学生の中で平均より上の層が中心となる)、高校受験(公立中学生全体)、大学受験(現代は層が広いが、それでも高校受験に比べると範囲は狭く、学力レベルは高くなる)の偏差値の数値というものは全く違う。

偏差値は中学入試、高校入試、大学入試、教科数、理系か文系かで全く比較不可能な数値

例えば私個人の話をすると、私は平成初期に中学受験をしたのだが、日能研の4教科偏差値は57~58くらいで、2教科では65以上だった。これは理科社会が苦手、というよりは上位校は4教科の学校が多く、下位の学校には2教科の学校が多くなっていたため、受験者層がやはり4教科の方がレベルが高くなりがちだったからである。

だから4教科校の偏差値50というのは2教科校で50の学校よりもずっとレベルは高い

そんな私だが、中学受験には第1志望から第3志望まで失敗してしまい、滑り止めの中学に入った。その学校は日能研で偏差値2教科で52程度だったが、私の時代は少人数の高校募集もしており、高校受験案内の偏差値では3教科で64と紹介されていた。

といって、高校入学者の方が格段にレベルが高いわけではない(ただし、受験を経ているので高1直後は平均的に内部生より上下の差が小さいというのは事実だが)。日能研の偏差値50というのは、そうした「日能研にくるような小学生」、つまり「教育熱心な家庭であり、小学校のテストでは余裕で満点を取る子が多い」中での平均なのだから、全体的には上位15%くらいのところにいるのである。ということは、母集団のレベルが全体に近い高校受験の偏差値に置き換えれば60程度ということになる。

そんな私の場合、別の高校に行くことを考えたので、そうした公立中学生が学校単位で受験する標準的な模試を数回受験したことがある。

あまりに試験内容が簡単で心底驚いた記憶があるが、英国数、全て偏差値は70以上だったし、しかも満点の数学(しかも時間がものすごく余った)は75も超えていた。

でも私は学校では数学は上位だったものの、英国は上の下という感じでトップクラスでは全くなかった。

その同じ中3の時、私の希望は超難関の某国立高校だったので、そういう一般的な模試では合否は測れない。

そこで駿台の「難関高校模試」というのを受けてみたら、一転、難しくて全く歯が立たない。あえなく偏差値は50台。得意の数学が一番できなかったのもショックであった。

同じ高校受験用の模試でも75から50台という落差が、同一人物、同時期に生じるのである。

ちなみに私が希望した国立高校は、一般的な模試では「合格可能性80%は判定不能、偏差値75なら見込みあり」だし、駿台の難関模試だと合格可能性80%は68くらいだったと思う。

なので諦めてそのまま内部進学した。

大学受験となると、また色々複雑だけれど、

基本的に

国公立の偏差値50というのは私立の偏差値50よりもずっと難しく、理系の偏差値50も文系の50より取るのが難しいのは、一定以上のレベルの大学受験をした人の間では誰もが認識していることである。

だから国立理系の大学で偏差値50(地方にあるような)の大学というのは、私立文系で50という大学とは全く比べようもないくらい上なのです。

 

とりあえず、モヤモヤしたことの一つなので書いてみた。

公立進学校の偏差値が68(上で書いた公立中学生の一般的な模試でですよね)だから「非常に優秀!」とばかりに書き、横浜国立大の偏差値が63(駿台の一般的な模試での数値だろうか)なので「やや難関」などと書くのはいかがもんかと思う。

その68の公立進学校で、中の上くらいじゃないと横国は入れないのであるよ。その「非常に優秀!」ともてはやす高校の生徒の半分以上は横国には入れません。

 

とりあえず、興味がないのに頑張って書いてるんだろうけど、それくらいの認識は持ったらどうだろうか…

こういう話をすると学歴厨と言われたり、「人を偏差値で判断するのは良くないと思います」とか言われそうなのだけど、これは単なる事実誤認を指摘している話なので悪しからず。

雑感
シェア(拡散)してくれたあなたにいいことあるよう祈ります(-人-)

30代からヨーロッパの某2カ国で生活したりもしてましたが、四十路を越えて帰国。今は老親との3人暮らし。フリーランス。
もう一つブログやっとります。
https://ana-platinum.club/

フォローする
40代女の闘いの日々。

コメント

タイトルとURLをコピーしました