山口真由という人。彼女がこれまでの「東大生タレント」と一線を画している件

私はテレビをあまり見ないので、世間で話題の人を知るのが少し遅れがちなのだが、最近注目しているのがこの山口真由という人である。

これまで、東大在学中とか東大卒という肩書きで出てきた女性タレントは何人かいるものの、この人はタレントとして世に出てきたわけではない。

東大法学部を首席(総長賞を受賞)で卒業し、在学中に司法試験に一発合格し、4年次には国家1種に合格して財務省に入省というド迫力ものの成績。

「ただの東大ではない」

という女性である。

更にハーバードロースクールに学び、ニューヨーク州弁護士資格も持つというおまけつきである。

東大タレントの今昔。従来の東大(卒)女性タレントとの決定的な差

私はアラフォーであるので、正直加藤登紀子のことはよくわからない。ただ、時代的に4年制大学進学率さえ低い時に東大に入る女子、というのはさぞかし希少価値が高かったろうと思う。

高田万由子

私の世代的に、元祖東大女性タレントと言えば、高田万由子である。(そう言えば名前似てますな)

彼女は日本にまだまだバブルの名残があった90年代初期に東大と、破格のお嬢様ぶりを売りに芸能界入りした人というイメージ。

実際美人なので、それまでの「東大に行く女なんて嫁にいけない」「ブスだから勉強に励んだんだろう」というイメージを覆すのに一役買った人と言えるだろう。

ただ、彼女の場合は、「そこまで優秀な感じがしない」という拍子抜けな面もあった。

一応書くと、勿論彼女は世間一般的には優秀な「方(ほう)」なのである。彼女が高校時代、1年スイスの超名門ボーディングスクールに留学したことから「帰国子女入試で入学している」という勘違いも生まれたが、これは誤り。

当時、国立大の帰国入試は単身の留学は対象にしていなかったし、しかもたった1年では駐在員子女でも帰国入試の条件を満たしていない。

彼女は当時の後期日程入試で文科3類に入った人である。

これは、センター試験が外国語、国語、社会(彼女は日本史選択)の3科目、そして2次試験が外国語と小論文、という入試であった。

つまり、私立大文系を専願で受験するのと科目数的には同じ負担で入れる、というもので、従来の「東大といえばセンター5科目は勿論、2次試験に文系でも数学があり、かつ論述式の社会が2科目という超高負担」という概念を覆すものだった。

はっきりいうと「前期で入ってこそ東大」「後期、特に文3は東大じゃない」という雰囲気が東大内のみならず、私のような「ちょっと前期東大を目指しかけたがあまりの高負担にすぐ挫折」組の部外者にさえあった。

もちろん、軽量がゆえにセンター試験の足切りの点数は非常に高いし、競争率という点では後期の方が定員の少なさもあって高くなるわけだけど、どこか

「所詮、早慶レベルの人が運で東大に入った」

という空気で、実際彼女も「私は前期で入ったわけではないので」と何かのインタビューで答えているし、体験記などを読むと慶応の法学部に行くつもりで受験勉強していたがセンター試験で足切り得点を超えたので試しに受けてみたら小論文の課題が直前に学校で取り組んでいた課題と重なり、受かってしまったと言っている。

また、彼女は英語ではなくフランス語受験であった。白百合学園に小学校から通い、第一外国語をフランス語とし、そして1年スイスのボーディングスクールに通い、磨きをかけたと思われる。

もちろん語学としてはフランス語の方が難しいが、受験という枠の中では非英語受験は有利だと言われる。

ただし、一応付け加えると、後年彼女が夫の葉加瀬太郎についてロンドンに移住し、その数年後に震災復興イベントについてのインタビューに夫婦でBBCの番組に出演して話していた英語は見事であった。

大人になってから本格的に学んだであろう英語をあのレベルで話すというのは、語学の才能に長けているのは確かだし、それは確かに優秀なことである。

 

菊川怜

時代が下がって、もう一人代表的な東大タレントといえば菊川怜であろう。

彼女はクイズ番組であまり答えられなかったり、バラエティ番組でも少し素っ頓狂な言動があったので高田万由子と同じように「東大なのに」といじられていたが、彼女の場合は受験学力という点では王道である。

理科1類から工学部建築学科というのは、後期文3のような「早慶レベルが運で」というわけにはいかない。

まずはまだまだ「女子は理系向きじゃない」とされている風潮を無視して、しかも生物と化学での理科2類ではなく、物理と化学で東大の理科1類を受験するということ。しかもその物理と数学を得点源にして東大模試でも度々成績優秀者になっている事。

中学受験界女子の最高峰である桜陰学園出身であること。

これは本物の「いわゆる超人的に勉強ができる東大生」の型である。

そんな東大生があんなに美人なのだから大変なことである。

彼女のように理系で非常に優秀な人というのは、クイズ番組のような一問一答形式には弱い人もいるので世間にいまいち伝わっていないが、彼女はモノホンである。

そしてクイズ番組常連の東大(卒)女性タレントたち

正直、今パッと名前は出てこないのだが、年末のクイズ番組特番などで出てくる東大女子たち。見かけるとその場で検索をするのだが、菊川怜と同じ桜陰の出身だったりとか、まあ普通に前期合格の優秀な女子たちで、かつ容姿も端麗なのだな、ということはわかる。

正直、彼女たちの実際の活動が良くわからないのだけど、クイズ番組以外の芸能活動をあまり見ない気がするし、かといって他の職業を持っているというのも聞いたことがない気がするので、やはり東大を売りにしたタレント、というイメージを持っている。

この辺に関して、もし誤解があったらごめんなさい。

そして山口真由という人。タレントではなく専門家という立場で出てきてタレント化しようとしている

これがすごいのである。

上に挙げた人々というのは東大在学中にその美貌で芸能界入りし、職業タレントとして芸能界入りした人々である。

こういっては何だが、彼女たちは東大という最優秀頭脳集団の中に「属している」という属性を利用した人々だ。

その点、山口真由という人は

東大法学部を首席で出て

在学中に旧司法試験に一発合格

4年次には国1に合格し、

財務省に入省という、並の東大ではない、これは日本の文系界における日本一の座と言っても良いようなポジションである。

つまりは彼女は東大という属性を利用するどころか、「東大という属性の高い価値を維持するのに貢献している」人の一人と言える。

エリート中のエリートで、このOECD加盟国の中でもジェンダーギャップの激しい日本において、女性としては史上稀に見る経歴と言えるのではないだろうか。

男子学生だって国家公務員1種試験に通っていても財務省の官僚にはなかなかなれないというのに、女性で!と驚きを禁じえない。

しかも彼女は札幌で育ち、全国模試に取り組んでいたら全国1位になったので、主催していた塾(駿台とかあたりだろうか)に「東京の国立を受けたらどうか」と勧められ、筑波大附属に入った、というところも凄い。

東京で中学受験前提で育ち、中学受験塾で揉まれて桜蔭中学高校に入った人々も大変な才女だが、地方の公立中学に通っていて自分で勉強して全国模試で1位というのは何だかもっと凄みのある話だ。

彼女はもちろん、東大卒業後もその輝かしいキャリアを積んできたので、上記の東大タレントの方とは別種である。

しかし凄いのは、彼女も結構美人なので、いつの間にかタレントとしての需要も高まっているというところだ。

正直いうと、女優やモデルと一緒にテレビに出ていると美人ぶりが目立たないが、一般にいたら十分美人である。

意外と高校からリア充な彼女

そんな彼女なので、はっきり言って、社会人になって垢抜けたものの、さぞ学生時代、特に受験生時代は勉強一筋という感じの野暮ったい女の子だったのだろうな…

これが大方の凡人日本人の考えというか「期待」である。

日本の女子はこのようにして牽制されてきた。可愛い女の子というものは東大なんか似合わないし、ましてや法学部を首席で出たり財務省に入省するなど規格外にもほどがある。

世の中の殆ど全ての男が劣等感を抱く経歴に、「そんな女は可愛いはずがない」と思われるのは当然であるし、それは男性だけではない。

女性だって自分には計り知れない優秀さを持つ女性は「自分より何か劣っていてほしい」「そんな経歴のために彼女は自分が味わった青春を犠牲にしたに違いない」と思うものなのである。

ところがとあるバラエティ番組に公開された高校時代の彼女は、サッカー部のマネージャーをしていて、髪型なども当時流行った「裏原宿系」を意識しているようなオシャレ系で、普通に青春を駆け抜ける女子高生風であった。

しかもサッカー部の先輩と付き合っており、ファーストキスも済ませていたという。

…マジか。

中学時代に、おそらく難関系の文字で全国1位を取る少女が、後に東大法学部を首席、財務省に入省するような女子が高校時代に、そんな少女漫画のような青春も経験していたとは。

彼女は「私は天才でも何でもないのでひたすら勉強した」というようなことを語ってはいるが、これはもうぐうの音も出ない。

私を含め、凡人よ。

こういう人が実在したのである。

自分に対するサディズムが働いたらこの人のことを考えるだけで十分である。

雑感
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30代からヨーロッパの某2カ国で生活したりもしてましたが、四十路を越えて帰国。今は老親との3人暮らし。フリーランス。
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