私が最近決めたのは
ということである。
まあ完全に移行しなくてもクラウドをiCloudからGoogleのものか、もしくはDropboxに変えるなどして、このApple沼から自由になりたい。
少なくともiPhoneからAndroidに移行したい。
最近iPhoneを6年ぶりに変えた(6s→12 mini)。けど…
私は無印iPadを2018年に買って以来、家でiPhoneを使うということが殆どなくなった。Lineやwhatsappも家にいるときはMacbookでやることが多いし、漫画や電子雑誌などはもちろん、Googleアプリなどでおすすめを読んだりするのもiPadの方が快適。
そのためiPhoneは私にとって完全にモバイル端末でしかなく、結構重くなってしまった6sでも、毎日外出しないでいたりすると、そう気にならなくなっていた。
でもさすがに近年はバッテリーの劣化や、キャッシュレスに対応していないこと(Paypayは使ってたけど)が苦痛になってきたので、楽天モバイルで乗り換えでなくてもセールで買える際、13 miniは早々になくなってたし、そもそも13にないグリーンがずっと欲しかった私は12 miniを買うことにした。
届いて、まあカラーにも、速さにも満足はした…のだったが、
と感じている。そろそろ1ヶ月になるけど、まだFace IDは明るい時に真っ直ぐ持たないと反応しないことがほとんどで、下から(これがスマホの多くの角度だよね)とか寝転がっている時とか、夜に部分照明の時などは全然ダメである。
であり、正直かなりイラつきを感じている。
私は以前から入浴時に何らかのデバイスを持って入ることもあって、その際はジップロックに入れていたのだけど、iPhone 12 なら耐水なのでしっかり覆うタイプのカバーを買って、使ってみることにした。
すると湯気のせいなのか何なのか知らないけど、ここでもFace IDは使えない。こんな時にこそ指紋認証ではなくFace IDが生きるかと思ったのにガッカリである。
これだけFace IDが使えないのは個体差?私は以前の6sもApple Storeから10万以上も出して買ったのに、バッテリーの劣化が早くて1年もしないうちに換えたり、それからまた再び急に死んだりして交換になったり、その交換されたものがまたバッテリーの劣化が早いという憂き目に遭っていた。
こうして書くと、何かひどいなあ(笑)
そしてホームボタンがないので、改めてmacで検索しながら使い方を学んだのだが、どうも使いにくいなあと感じている。上のカバーをすると反応しないことも多くて、イライラしてしまう。
反面、1年半ほど前に、1万円台で買ったmotoloraのスマホにデータ専用simだけを挿して(といっても殆ど家のWi-Fi下で使ってるだけだが)使ってみると、背面の指紋認証の反応は速いし、iPhone 6sのようなホームボタンはないけど、横についているボタンがあって、ベゼルレスながら普通に使いやすい。ずっとiPhoneだったのに、使うのに何か調べる必要もなく直感的に使えた。
そして、やっぱり
というのは、12が発表された2020年の時点で言われていたのに、2021年の13シリーズにも搭載されなかった。
これは本当になぜ。もっと安いアンドロイド機ではFaceと指紋のコンボも多く出ているというのに、なぜiPhoneはそうならないのか?
思うに、iPhone 13発表の時期になってもマスク時代が続くと予想せずに設計をしてしまったのだろうな、と思う。
まあ確かにアメリカ人はマスクをしたがらないと思うけど、各国のスマホ市場でiPhone専有率がNo.1の国である、日本は以前からマスクしがちな国なんだぜ…と言いたい。
経済停滞も数十年続いて貧乏になってきてるのにiPhoneのシェアだけは高い日本
そう、androidではなくiPhoneを選ぶ人が多い国の第1位は日本。なんとスマホ所有者の7割がiPhoneを選んでいる。Androidより高いiPhoneを、どんどん人々の経済力も落ちているのに買ってしまうのは、前記事に書いたように、近隣諸国のメーカーに対する抵抗感が大きいからのように思えるけれど、
まあ例えば政治的に中国共産党に反対してるから不買、というのは主義としてはアリだと思う。
アリだと思うんだけど…
と私は思ってしまう。
だって西洋人一般から見たら、日本のメーカー一般って「アジア」のグループなのである。ある程度わかる人なら、さすがにXiaomiやHuaweiが中国というのは話題性からわかると思うけれど、サムスンがどちらなのか、シャープがどこなのかを深く考えている人は結構稀。スマホメーカーではないが、カメラファンでなければCanonのプリンターを持っていても、それが日本メーカーだと知っている人は少ない。
これは日本人の方もそうで、日本で売れに売れている掃除機のダイソンがどこの国のメーカーかを知る人は意外と少ないし(英国)、電動歯ブラシで人気のPhilipsについても、Philipsのソニッケアーが人気だと言って選びながらも、それがどこの国のメーカー(オランダ)かほとんど考えないのではないかと思う。
ファーウェイの情報漏洩が嘘かまことか、単なる市場調整なのかはよくわからないけど(前の記事に書いたようにアメリカは80年代、日本にさんざんやりましたからね)、それらの商品のレビューを英語で読んでいると、アメリカ人からの高評価も多数見かけるわけで…
もちろん現実的な思考の人が多いヨーロピアンは安くて機能が良いなら断然そちらを選ぶ。
ただし、ヨーロッパにはいわゆる社会的な「意識」があって(これを階級意識と書くと日本人は正しくイメージせずに誤解が大きいのでそうとは言わない。日本にも存在する感じの意識のこと)もちろん自分達は家電はドイツ製しか買わない、などとツン、としてる人は、
と私は思う。最近GoogleがPixelを出したけれども、ヨーロッパにおいてはグーグルの広告配信の仕組みを嫌う人も多くて、多分ファーウェイとグーグルへのイメージはどっこいなんではないか…という気がする。日本人は「欧米」で括りがちだけど、ざっくりアメリカとヨーロッパという分け方でもかなり違う。
洗濯機や食洗機はミーレとかボッシュとか買うようなタイプの人たちは、Appleをある種のブランドとして認めてはいるものの(だからエルメスもコラボする)、それはスマホの先発ブランドだからであり、そういう意味でサムスンのギャラクシーも同程度の地位を得ているのである。これはマジ。
ちなみにサムスンが日本なのか韓国なのか、多くの人は改めて訊かれると「…韓国?」と答えられると思うけど、そうでもない限りそんなことは考えていない。日本人の多くがダイソンが英国のメーカーなんていちいち知らないけれど、ブランドとして見てるのと同じである。
Galaxyに比べると中華勢は少しまだ後発というイメージが強いと思うけど、本当にこの数年でXiaomiのシェアがガツンと伸びた。ドイツ人が有名だけれど、ヨーロピアンは基本的にコスパにものすごく敏感だから、あれだけ評判が良いものを出したら当然そうなる。
日本人はこのトレンドに乗り遅れていて、その理由が中韓への国感情と各国メーカーへのブランド意識を混ぜているから、というのはちょっと情けない話だと思う。
もう一度書くけど、たとえば香港への対応とか、ウイグル問題とかチベット問題とか、そもそもの人権問題とか、そういうことで中国に反対の感情があって、中国共産党と繋がりある大企業の製品の不買をする、という確固たる意思ならいいと思う。
でも、単なる「中華を持つのは恥ずかしい」という変なブランド意識からアメリカメーカーを選ぶのは今時マジでだせーからやめて。
日本人は同じ東アジア人なんだからさ。
私は日本メーカーを買わないことへの罪悪感は少しある。でもそれは中華でもアメリカでも同じ…
前にも書いたけどウェアラブル端末で毎日充電って
Apple Watch、ほんとに欲しいと思ってたわ。高いけど、アルミのなら買える範囲とも思っていた。
でも…中華のスマートバンドをしてしまったら
腕につけてるものを、そうしょっ中はずして所定の充電器のあるところに持って行くとか信じられない…不自由すぎる…これはスマホを充電するのとはわけが違う。
で、中華にしても、アメリカのガーミンやfitbitにしても努力してきて1週間とか2週間とか言ってる時代に、何で2021年発表の7でさえも18時間なの?
ティムさん…
これは一番詰めなきゃいけない箇所だったのでは?
Apple Watchのバッテリー問題の解決時期を見誤ったのかな、と感じてしまう…まさかここまでクリアできないとは思ってなかったんでないの。
それなのにライバル社はどんどんバッテリー駆動時間を伸ばして、そこを強調してきている。でも毎年の新モデルの発表が期待されるからしなくちゃならない…
カッコいい発表ビデオを作って、それらしくプレゼンすれば…
つまり、Apple信者頼みになっている
もうApple Watchに関してはそうとしか思えない。
iPhoneユーザーだし、Apple Watch、と疑うことなく思ってくれる既存のAppleユーザーに
を謳って、選んでくれるだろうと思ってる感じがする。でもスマートウォッチに求めることに、そこはあまり重要じゃないよなあ。
確かにMacbookのロックの自動解除は便利そうだなとは思う。私は閉じた状態で外部モニターに繋いで使っていることが多いので、ちょっと席を外して戻ってくるとログイン画面になっているから。
でも、これは大した問題ではなく、
iPhoneに指紋認証つかなくてもApple Watch持てば、って何だそれ
ってすごく思うんですよ。
上の話に戻るけど、iPhone 12 miniにして、あまり嬉しい興奮を味わえてない。マスク以前に、角度で認証されないことが多い。
他の挙動は速くなったけど、とにかくiPhoneを手に取るたびに、いちいち認証されることを願いながら顔との距離をはかったり、角度を考えたりするのに少しイラついてしまう。
高かった(楽天モバイルのセールとはいえ。ちなみに維持費は数円で持ててるので、まやかしの実質0円だの何だのには絶対乗らない)ので、結構不満に感じている。
で、そこにApple信者、いや、もとい、Apple好きなみなさんが
って
何だそれ
って思ったわけなんですよ。iPhoneっていう競合と比較してもお高いデバイスがですよ、それ単体では顔認証がすごく不便で、その不便さに対してさらに何万円も出して、バッテリーが競合の1/10しかもたないくせに値段は4〜5倍するものを買って相互補完しろっておかしくない?
ねーおかしくない?
これ、普通に「なめてんの?」案件だと思うのですよ。
でも、これに関して検索すると、実に多くの信者様が
いや、うんうんそうだよね。何事も私みたいに文句垂れてないでポジティブに捉えたほうが人生幸せ…ってそうはいくかよ!
オシャレ、とiPhoneで一般ユーザーをApple信者にしたてようとしたAppleマーケティングもヤバい?
いやね、思えばAppleはMacintoshの会社だし、その延長でPDA型のiPod touchも、そこに携帯電話機能をくっつけたiPhoneも、それを大きくして少し使いやすくしたiPadも全て良かった。
そこにはいつもWindowsとかblackberryとかのライバルもあって一長一短だったのだけど…でもApple製品はいつでもライバルより完全にオシャレだったのよね。
そもそもMacが今のように私みたいなタイプも我が物顔で使うようになる前は、美大生とかWebデザイナーとかが使う、という雰囲気だったので、何となくオシャレなブランディングが成立したとも思う。でも最初はむしろそのイメージでとっつきにくくて市場を広げにくかった。
私が初めてApple製品を買ったのは、iPod nanoだった。
私は当時、音楽を聴きたいというよりは英語のリスニングを通勤中にしたいという気持ちがあったので、このnanoを買う前からいくつかmp3プレイヤーを使っていたんだけど、iPod nanoの第3世代が出た時、その素敵なグリーンに完全にノックアウト。
それまでは語学ツールには向かないと思って見てなかった。だってA-Bリピート(区間リピート)機能がなかったから。これはファイルの中の特定の箇所を始点と終点と決めてリピートして聴ける機能で、私は今はフランス語をやっててやっぱり使ってるけど、Appleってこれの発想ないんだよね。ここも若干イラっとする。語学学習に何の興味もないアメリカ人連中と思ってしまう。
その点中国人や韓国人はやっぱり仲間。お互い英語などやらなきゃならなくて難儀しますなあ〜
まあ、ちょっと話が逸れてしまったけれども、このiPodが出た当初、1番の廉価版で真っ白のホイッスルみたいなのがあった。
職場に、今頃少しとっぽいファッションしながらガジェット界に生息してそうなタイプの人が首からぶら下げてて、その存在を知ってる私は、Webデザイナーで常にMac使い、美大出身でもある先輩同僚に
「iPod shuffleぶら下げてる人いますね」
と話を振って見たところ
「あ、あのホイッスルみたいなやつ?なんかピーって鳴らせそうだね」
とちょっと小馬鹿にしたような感じで言ったので、彼女はMac使いではあるけどAppleだからどう、って感情は一切ないのだということが見てとれた。
しかしその後iPodはあそのshuffleにしてもnanoにしてもデザインやサイズを一新し、私のような実用性を重んじるタイプの心さえ掴んでしまった。
そこへきてiPhoneである。
私はガラケーに一切興味がなく、使ってるもののケータイサイトへのアクセスに青筋が立ってしまっていたので(家でPCでやれば一瞬で、しかもその結果に雲泥の差があったので)電話とメール以外はほぼ使ってなかった。
それであのiPhoneというのはまずデザインも素晴らしかったし、タッチパネル式で操作し、入力するというのは大きな魅力だった。
こうしてAppleは「フツーの人」を大きく巻き込んで、自社製品はとにかくおしゃれで最先端と思わせて信者にするマーケティングに成功したのである。
しかしここにきて、
で、目が覚めた人は多いはずである。私のことだが。
とあるyoutuberの動画を見ていたら、Belkinの充電スタンドにくっつけて眺めているのも至福、と語っていた。
そこまでの信者だったら、私みたいにいちいち腹を立てることもなく素直にApple製品コンプリートもするのだろうけども…
目が覚めた(無自覚な)Apple信者たちが、Xiaomi などに目を向け始めてるのは2020年代、Appleは戦々恐々なんではないだろうか。
ちなみに私はこのようなkindle本を出しています。
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