八坂神社の外国人ガイド侮辱?事件について

Xで燃えてる事件。

超久々に国外に出て、帰ってきたところにXを見てたら目に入ったのでアップロードされた動画を見てみた。

ここではリンクは貼らないので、経緯を知っている人に向けて書くことにする。

流れとしては、完全に投稿主の怒りに同調するリプライが大半で、「日本の神聖なる八坂神社で無礼を働いた外人許すまじ!」「勇気を持って注意をした日本女性を侮辱した在住外国人ガイドを炙り出せ!」という感じで、彼の名前やらビジネスページやらが晒され、閉鎖に追い込まれている。

私も動画を最初に見た時は、その外国人ガイドが傲慢であると感じたし、その客達にも嫌な気持ちを抱いた(特に男性客)。

しかしリプライを読んでいて、上記のように追い込まれているのを見ていると「やりすぎでは?」という気持ちが出てきて、2本の動画を2度ほど見直してみた。

私はこういうチャンネルを作るような性格だから、一方的な主張のみでネット世論みたいなものが出来上がっているのを見ると、きちんと検証したくなってくるのである。

最初に言っておくと、もちろんこのガイドは侮辱の言葉を最終的に吐いており、許されないことだと思う。日本語が話せる(ただしそこまで流暢かはわからない)のにDo you speak English?と訊くのも狡さを感じるのは確かである。

でも、この投稿主も意図してなのかどうかはわからないが、経緯をかなり省いていて、ミスリーディングをしている。

そして、投稿主の方はアカウント名が本名なのかどうかはわからないが、そうだとしても苗字だけで、顔も出していないのに一方的に動画で客を含めて相手側の顔を晒し、ハッシュタグで「拡散希望」とするのは?

そこまでする権利はないと思うし、このガイドの生活だけではなく、日本に旅行に来たあの客達にとっても最悪の出来事であるだろう。

投稿主だけではなく、日本人のXユーザーの多くが同調し、ネットリンチ状態である。

動画から見て取れる経緯

投稿主は

「鈴緒を柵に叩きつけて遊びながら参拝していた外国人を注意したところ、多人数から罵られ続けました。」

と綴っているが、これはかなり経緯を省いていると思う。

まず動画は、投稿主が「私が何で怒っているかも伝えていないですよね?」と日本語でガイドに言っている横で、男性客が “enough! enough!”と叫ぶところから始まっている。

そこから始まっているのだから文脈は完全にはわからないが、これは投稿主に対して「もう限界だ!/たくさんだ!/いいかげんにしてくれ!」という感じの文句を言っているわけである。

これはどっちかというと、罵られている方が言うセリフと思えるのである…

そして「俺の視界から出てってくれ!」と言っている。

ガイドも「我々からもう離れてくれませんか?(could you please leave us alone?)」と頼み、

口論を見ていた第三者(外国人と思われる)が仲裁に入ると、別の女性客が「だって彼女が私たちにずっとついてくるのよ!」と言っているのである。

ここから推測できるのは、

彼女の方が、鈴緒(本殿?)の現場から一行に一定の距離ついていきながらガイドを責め続けた

ということではないだろうか?「外国人を注意したところ、多人数から罵られ続けました」という表現は妥当ではないと思える。

また、仲裁に入った第三者に対して、ガイドが

我々は何度も何度も(numerous times)謝っているんだよ
と言い、女性客の1人も投稿主に
彼(ガイド)のせいじゃないの。私が間違って強く鳴らしちゃったのよ
と言い(英語なので投稿主が理解しているかは不明)、しかもその女性客は
本当にごめんなさい。私たちは間違いを犯した
とまで言っているわけで…
この投稿主は動画の始まりで「彼ら(客)に私が何で怒っているのか説明してないですよね!」ってガイドに詰め寄っているのだが、少なくともその女性客は完全に理解しているわけである。
これは推測になるのだが、客達はガイドが注意されているのを見て、一応軽く oh, sorryくらいは言ったのだが、おそらく彼らも八坂神社の関係者とも見えない単なる現地人にそこまで真剣に謝罪の気持ちは持っていないのが明らかだったのだろう。
そして投稿主が許せず本殿から立ち去る彼らを追いかけながら追及し続けたように見える。
また、ガイドは終盤で明らかに侮辱をしているのだが、動画の始まりの方ではそうではなかった。
彼が明らかにキレて豹変した瞬間があるのだが、それは
投稿主が「rudeはオマエや」と言った時である。
これはガイドの、”You are being rude (あなたは今、失礼になっていますよ)” に対して、投稿主がrude(失礼)に反応して言い返した言葉である。
おそらくこのガイドは、日本語を勉強して習得した人間として、「オマエ」という二人称は絶対的に相手への侮辱であるという感覚を持っていると思う。しかしあの状況では、日本人ならそこまでキレるほどの侮辱は感じないと思う。
投稿主の方も”rude”と言われてキレたわけだが、ここもやはりちょっとした感覚の問題があったと思う。
というのは、“you are rude”と”you are being rude”は異なる。おそらく投稿主は”you are rude(あなたは失礼な人だ)”と言われたような感覚で切れたのだが、beingが入ると、「あなたも失礼になってますよ」と100%自分が正しいという態度の相手に状況把握を促す意味で言っているような雰囲気になる。
つまり、双方が互いの言語で侮辱されたと思いすぎたという感じがある。
ちなみにおそらくガイドの彼は投稿主から「差別主義者」のように言われたことに対して “you are being rude”と言ったと思われる。欧米でracistというのはかなり強い糾弾だからである。

Do you speak English? はそこまで無礼か?

このガイドの男性は日本人と結婚し8年住んでいるそうで、ある程度流暢に日本語が話せるように見える。

ただし、モノリンガルの人には理解されづらいのだが、言語能力というのは当然段階がある。私も英語圏の人々に、何の手加減もされず英語を話されて困ることがあるのだが、向こうは「そういう語彙を使うのだから、当然この程度のことはわかるはず」という判断をしているわけなのだけど、その判断がかなり見当違いだったりする。

つまり、私にとっては大学院で使われるような語彙とかニュース単語はわかっても、ドラマとか映画とかで最近流行るようになったような表現はわからなかったりする。モノリンガルの英語圏人にはそういうところが理解されない。それは当然日本語にも起こることである。

この男性は、投稿主の追及に日本語で返していても、言い返しきれていないもどかしさがあっただろうし、日本語がわからない客が一体この現地人は声を荒げて何で追いかけてきてまで責め続けているのかと不安になってもいて、しかも「説明していない!」と言うのだったら、じゃあ”Do you speak English?” になるのは、そこまで責められることでもないと思う。

そもそも同時に二言語を話すのは十分な語学力があっても、ものすごく骨が折れることである。だから同時通訳という仕事はものすごく難しい。私もたまに通訳的な役割になることがあるが、日本人の方に英語で話してしまったり、ものすごく混乱してしまう。

私も、もし外国にいて同じような状況になり、相手が少し日本語ができる感じで「あなたは自分の連れに日本語できちんと問題を説明していないだろう!」と言ってきたら「じゃあ日本語で話しますか?」ってキレるかもしれない。

少なくとも女性客の1人は投稿主の怒りの原因を完璧に理解していたのだから、ガイドが説明していたように思える(ただ、女性客が自分で察した可能性もあるが)ので、ガイドとしてはそう責められ続けて、大きくため息をついて、Do you speak English? となったのであろう。

それが何で

英語ができるかという質問は、私を虐げている

とか

それって差別ですよね?

になるのか、ちょっと私はわからなかった。ここは日本なのに英語が共通言語かのような態度は傲慢だ、とか、英語にして優位に立とうとしてずるい(ただそれまでのやり取りが日本語だと投稿主が優位だったことは投稿主は知るべきである)、というのなら話はわかるのだが、「虐げている」とか「差別」というのは過剰反応と言うべきである。

 

日本人観光客も意図せず非礼をしているということ

言っておくが、私はこのガイドにも、また客も謝っている女性客を除いた2人に対しても、やはり日本人として不快さを覚えてはいる。

しかし、この人たちは素晴らしい態度とは全く言えないが、ネットでここまで徹底的に晒されるほど悪質とも思えない。

日本人を含めて、殆どの人は高潔ではないし、まあ、普通の人々である。

この炎上騒ぎに対するポストの中に

バブル時代にSNSがあったら、どれだけの日本人観光客が晒されただろうな

というのがあった。

そんな大昔ではなくとも、ほんの6〜10年ほど前のことでも、フランス、ドイツ、イタリアなどヨーロッパのあらゆる都市の歴史的な大聖堂の中を、帽子を被ったまま見物する日本人観光客を沢山目撃した。

当時の連れ(フランス人)によれば、男性はどんな帽子も相当に失礼なことらしく、女性の場合も麦わら帽や逆にニット帽などの防寒帽子はダメで、フォーマルな服装に合わせた帽子のみアリらしい。

正直、私は彼に出会う前はたまたま帽子を被って観光してなかっただけで、彼と一緒にそういう聖堂を回って、帽子を被ったままの日本人を見た彼が眉をひそめるまで考えたことがなかった。

彼(ちなみに無宗教。現代フランス人はそういう人が多いのである)は私に「あの日本人に注意してあげたら」と囁いたことはあったが、自分自身が注意することはなかったし、他の人も1人だけジェスチャーで「帽子を取りなさい」と日本人に注意しているのを見たことがあるが、ほとんどは見過ごされている。

その聖堂や教会の関係者であれば注意するかもしれないが、単なる居合わせただけの現地人が外国人観光客に直接注意するなどというのはあまりないと思う。大抵は黙って眉を顰めている(汗)

ただ、鈴緒を乱暴に扱うというのは物理的に消耗が早くなるということがあるので、注意すること自体はいいと思うが、それが悪いと知らない相手への注意の仕方にはそれなりの配慮はあるべきだと思う。

彼に出会う前の私が、麦わら帽を被ったまま聖堂を見学していて、もし普通の現地人にあのような強い声音で注意されたなら、一応謝るだろうが、100%素直に自分の無知に恥じ入るだけだろうか?と想像してみると、やはり少しは「聖職者でもスタッフでもないのに、何でそんな上から注意してくんの」と思うような気がするし、アジア人の観光客だと思って偉そうにしてきたのか、というような感情は抱くと思う。

この件の相手は白人なので、相手が差別されたと感じることはないという無意識の前提があるが、日本人はxenophobia(外国人嫌悪)だと知られているところがあって、日本文化に関心がある英国人などにもそうなのか、と心配そうに問われたことがある。いわゆる優劣主義の人種差別とは感じなくとも、外国人嫌悪からの態度なのか、と感じることは白人であってももちろんあるわけである。

 

注意するのはいい。しかしやり方は考えるべき

欧米人ははっきりとものをいう、と日本人は考えすぎているが、実は他人との対峙にはかなり気を遣っているところがあるし、フランス人などは注意するにしても作り笑顔で攻撃的にならないようにするのが一般的なようである。もちろん英国人も慇懃な言い方で直接的にならないようにするのは有名な話である。まあ、そういうのが外国人には難しくて逆に怖いのだが…

それにしても、投稿主にとっては謝り方が足りなかったのであろうが、一応謝り(動画の中のガイドと1人の女性客の発言からは軽くても謝罪はあったと考えられる)、おそらく注意後は鳴らすのもやめたであろう彼らが鈴緒の前から立ち去っているのを追ってまで怒り続けるのはやりすぎである。

これはどこの国でも異常と言える域に達していると思う。

もし私が、タイでうっかり膝が出ているような服なのに巻きスカートをしないまま寺に入ってしまった時、居合わせた現地人に怒られたらタイ語がわからないので英語でsorryと言って慌てて巻きスカートを探しに建物から出るだろうが、その現地人が後を追ってきて私のタイ人の友人にタイ語で絡み続けていたら不安になるし、英語で「私が悪いの。ごめんなさい」と謝るだろうが、異常人物だと心の中ではかなり警戒していると思う。

鈴緒を勢いよく鳴らすというのは、日本の子供でもやりそうなことだが(私も記憶してないだけでやったことがあるような気もする)、たとえば私がそれを知らない子供に注意したとして、子供がボソボソと「すいませえん」と呟いただけなのが気に入らなくても、親子を追いかけて親に「あなた、自分の子にちゃんと何が悪いか説明してないですよね?」と追及するのは…明らかにやりすぎだし、まして撮影してSNSにあげてもいいことだと本当に言えるだろうか?

enough! enough!と叫んだ男性客は、「警察を呼べよ!」とも言っていたが、これは投稿主に対して「そんなに悪いというのなら警察呼べよ!」という意味にも取れる。

注意すること自体はいい。

しかし…日本に楽しみに旅行に来た外国人の、知らずにちょっとはしゃいだ行為を咎めるには投稿主はちょっとやりすぎたし、ましてSNSで犬笛を吹くまでいくと…これはそれに乗っかったネット民を含めて、そちらの方がかなり悪質である、というのが私の感想である。

個人的には日本人として、かなり残念である。

雑感
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30代からヨーロッパの某2カ国で生活したりもしてましたが、四十路を越えて帰国。今は老親との3人暮らし。フリーランス。

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コメント

  1. Xから より:

    同感です。勇気あるポストに感謝します。
    私も在外ですが、Xでフォローしている在外アカさんも疑問を持たずに彼らを批判気味の人が多くてビックリしています。
    どう見ても、あの日本人女性が煽っていますよね。
    日本語でも英語でも彼は最初は丁寧語で話していましたが、先に「おまえ」という言葉を使ったのは女性の方です。
    あの彼も、既に彼女のしつこさにかなり疲れていて、一気にブチ切れちゃった感じでしたね。
    大体、彼らが神社関係者でもない通りすがりの人に謝る必要ないんですよね
    私も在住国でやっちまったことあります。注意されたことありますけど、おっしゃる通りでにこやかにお願い口調で、こっちが改めたらありがとうって言われます。
    あの彼女って元巫女さんらしいけど八坂神社ではないらしいのに、どの目線からのあの詰問なのか?謎ですね。

    本人の代理を名乗る人のポストによると、最初から外国人観光者をランダムに撮影していたそうで、計画性を感じます。
    去年、大きく揺らしてる動画が拡散されたので、そういう外国人を見つけて撮影するつもりだったけど、いなかったんじゃないかなー

    “Do you speak English?” への「虐げてる!」「差別!」もわざとらしい。
    そういう反応をすることで、見る人が引っ張られてて、何このマジック。

    英語わからない人が騙されちゃう動画だな、と思うんですが、英語わかる人も切り抜きで流されちゃってるのでビックリです。
    Xは特殊だと思いたいけど、あの観光客もご年配の旅に日本を選んで楽しんでくれてたみたいなのに、お気の毒ですよね。

    この記事で少しでも考え直してくれる人が増えると良いな。

    • みずたま。 より:

      コメントありがとうございます。
      Xでは関連リプの95%以上が彼女の言い分通りに解釈している感じなので、いやいや言い分と矛盾している点がある…と思ってXでは書き切れないので記事にしました。

      代理人の方…というのはKで始まるアカウントの方のポストですよね?
      私もこの記事を書いた後に読んだんですが、もしこちらの方が真実なんだとしたら、あの70代のお客さん達ははるばると日本に楽しみに来てくれたのに、現地人からハラスメントを受けてあの時間がとても不愉快なものになったばかりか、ネットで顔を晒されて「日本が誇る神社で狼藉を働いた」と烙印を押されたことになりますよね…
      彼らにとっては日本は最悪の思い出になるでしょう…

      私も、そういえば注意されたことがあるのを思い出しますが、やはり丁寧に頼まれる文型でした。そしてお礼を言われますよね。
      こちらが改めたり、やめたりしているのにしつこく絡まれ続けたら、度を越していますしハラスメントだと思います。

      >大体、彼らが神社関係者でもない通りすがりの人に謝る必要ない

      それですよね…
      彼らは謝ったようですし(少なくとも女性客は動画の中でも謝っている)、なぜ単なる現地人にそこまで高圧的に追われるのか、完全にヤバイ人に絡まれてると取ったと思います。

  2. ななし より:

    会話の返事が変ですよね。
    英語話しますか、と聞かれたら、はいかいいえで答えるもんなのに、あの返答。
    ちょっと思考がアレなのかなと思ってます。
    なので結構本気で受け止め方が歪んじゃう人なのかなと思います。
    そして完全に信じちゃう人々🥲

    うちの親が海外にワクワクドキドキで出かけて、こんな目に遭わされたらと思って悲しくなりました。

    • みずたま。 より:

      そうですね。
      私も英語圏じゃない国で、Do you speak English?って尋ねることは意識して記憶していられないくらいあることですが、めんどくさそうに「話せないよ」というジェスチャーをされたことはあっても、「虐げられた」?「差別」? そんな風に騒がれることなんて考えたこともありません…
      私も、フランスにいた時に、最初はフランス語で会話していたものの、自分の拙いフランス語だと伝え切れないのでそう尋ねたことは何度もありますね。

      確かに英語を母語としている人が、英語が不得意な人が多い日本で、日本語の会話をしていたのにそう切り替えるのは傲慢な感じを受けたり、会話を優位に持っていきたいのかと感じてしまう気持ちはわかりますが、英語圏の人が成人してから8年住んで、それなりに話せるようには聴こえても、あのように客の前で絡まれ続けてうまく終息させるほどのレベルじゃないのは当然だと思います。

      しかも「お客に説明していない!」と彼女は主張するのですから、「自分が客に話している内容がわかったのか?」という意味でも、あの質問が出るのは何らおかしくないと思います。

      私も、あのお客さん達が可哀想だと感じています。事実かどうかもわからないのに叩いている、これは日本人として止めなければならないと思っています。

  3. かの より:

    同じこと思いました。
    藤野さんは翻訳見せた時に「おまえうるさい」って言われたと言ってますが、
    「Rudeはおまえや」って言われた時に、あのガイドはキレましたよね。
    その前は日本語でも、ですます調で話してるけど、
    藤野さんに「おまえ」って言われてから態度が変わって、
    「お前の名前は何ですか」ってわざと自分も「おまえ」って言い返してます。

    ガイドが先に「おまえ」って言ったというのは不自然だと思います。
    あと、私は英語しゃべれませんが、あの質問にあの返しは変だと思いました。
    コンプの強さを感じます。

    • みずたま。 より:

      すみません。返信がだいぶ遅れてしまいました。
      時間が経って言語化できた部分があるので、返信以上になっちゃいますが、ここに書かせてください。

      そうなのです。日本人女性が「おまえ」と言うまで、ガイドは日本語でも敬語でしたし、英語も丁寧です。
      とにかく追いかけられて迷惑しているという様子でした。
      あれはお客さんがお金を払っているツアー中で、彼らから見たら妨害を受けているわけで、男性客も時間を無駄にされていることにものすごく立腹してる。
      ツアーとは、その時間いっぱい楽しむ商品なので、彼女のしていることは人の買っているものに傷をつけていることになるんですよね。

      ガイドはお金をもらっていますから、とにかく妨害者を追い払う必要がありましたが、あのように追ってきて、お客も自分たちのガイドが自分たちのわからぬ現地語で話しているのは非常に不快。
      だから、ガイドとしては彼女がそんなにも伝えたいことがあるのなら、Do you speak English?になるのは当然かと思います。
      大体、日本では義務教育で英語を習っている。世界では習っていない国もたくさんある中で(フランス語が公用語のアフリカの国で小学校だけ行った人は英語は全く習ってない人が多い)、話せない国ではないです。
      現にあの彼女も”rude”がわかるならば、少なくとも a littleではありますよね。
      もちろんNoでも日本語で「いえ、英語は話しません」でもいいけど、謎に「差別」だの「虐げてる」って全く意味がわからないです。

      「おまえ」と言われて怒りスイッチ入って、ケンカを買ってしまったガイドも良くない。

      しかしあの日本人女性の号令で、あの結果は彼女だけでなく乗っかったネット民はかなり悪質で、本当に日本人として情けない。恥ずかしいことです。
      あの人たちが、おそらく何ヶ月も楽しみにして、相当の費用をかけてきた日本旅行をめちゃくちゃにした責任をどう取るのか。
      物を取るだけが犯罪ではない、思い出をめちゃくちゃにするって罪深いです。
      一生忘れられないような酷いことをした自覚が彼らにないのが本当に腹立たしいです。

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