沢口靖子の美しさを覚えているか(今でも美しいけど)

先日、「あいつ今何してる」という芸能人が卒業アルバムを見ながら気になる同級生を探して今を探るという番組を見たら、沢口靖子が出ていた。

50代になっても、相変わらず美しいなあ、と思って見ていたが、昔を振り返る番組なので若い頃の映像や写真が出てきて、改めて「何という美しさだったのだろう」と思ってしまった。

小学校から高校まで同級生だったという人が、小学生の頃に子供ながらに「さわ(と呼んでいたらしい)の顔は何でこんなに綺麗なんやろう…」と思いながら横顔を見つめることが多かったと語っていたが、確かに子供の頃からあまりにも整った顔立ちだ。

完璧に美しいが垢抜けない

絵を描いてみたけど、申し訳ないほど実物の方が圧倒的に美しい。

私が中学生の頃、上に描いたような髪型、ファッションのポスターを友人と見かけたことがある(記憶だけで描いたので正確ではありません)。

その時、じーっと見とれてしまった私と友人なのだったが、

「…沢口靖子って完璧に美人だけど、なんか垢抜けない、って感じだね」

「何だろう、このファッションとかかな」

「いや、顔が何となく。こんなに美人なのに不思議」

と言い合ったのを覚えている。

そう、彼女の顔ってどことなく垢抜けないのだ。昭和の終盤に出てきた女優さんだったが、昭和初期の名女優といった、「バタ臭い顔」とでも言おうか。

でも垢抜けないといっても田舎臭いとも違う。田舎臭いならば、芸能界に入って磨かれていく原石のような可能性を秘めているが、彼女は既に完成されている、と子供ながらに感じていた。

だからあの垢抜けない感じも沢口靖子の魅力の一つだった、と思う。そんな洗練された雰囲気など必要ないくらいの神々しいまでの美しい顔、だったのだから。

笑うと出る歯茎さえも

ただ、当時沢口靖子について、唯一残念と言われていたのが「笑うと出る歯茎」だったと思う。

最近の映像では、何か控えめに微笑む程度の表情しかないのでもうあまり見ることがない歯茎だが、確かに昔は歯茎が出ることが多かったような気がする。

しかし、それさえももはや美しく、歯並びも綺麗だったので、歯茎を出すほどの全開の笑顔が非常に輝いて見えて、普通は歯茎が見えると品がないようなイメージだったのに沢口靖子の歯茎は彼女の気品を少しも損なわなかった。

彼女のおかげで、「笑うと歯茎が出る」ことそのものについてのマイナスイメージも日本人の間で少し薄れた気がするのは私の考えすぎだろうか。

いや、沢口靖子という絶世の美女が若い頃は惜しげもなく歯茎を出していたことによって、それが美女の特徴に生まれ変わったとまでは言わないが、明らかにそれを揶揄する風潮は薄れたように思う。

しかも沢口靖子は他の女優などに比べて「いじられる」タイプの人ではなく、「あんな美女にケチをつけたら罰が当たる」雰囲気さえあったため、いつしか歯茎が昔ほどのディスりポイントではなくなったのではないだろうか。何しろ当時は歯茎、といえば沢口靖子を浮かべる人は多かったのだから…

そんな風に、世間の審美眼基準さえも変えてしまうくらい、彼女の美しさは絶対的だったのである。

まともな審美眼を持つ人なら沢口靖子が美人なのは明らか

実は私は見ていないのだが、NHKの大河ドラマで竹中直人が主役を演じる「秀吉」で、その妻、おね役を沢口靖子が演じていたという。

私が強烈に覚えているのは、ふと友人の家にあった雑誌を手に取ったら、「松たか子はブスである」という強烈なタイトルのエッセイが目に飛び込んできたことだ。

書き手が誰であったかも、何の雑誌だったかも覚えていないのだが、とにかく当時松たか子というのは押しも押されぬ時の人であり、誰もが好感を持つべき人であり、そしてその清楚な可愛らしさが讃えられていた。

今のようにネットが広く普及してるからこそ、いろんな意見が飛び交うようになったが、当時は一部の人しかインターネットなどやっておらず、世間の流行だとか誰が人気だとかはメディアに統率されている部分が大きく、松たか子が素敵なのだとなれば世間は松たか子ブームとなる、そんな時代であった。

だからそんなタイトルはかなり鮮烈な印象を残したのだったが、読んでみてなるほど、と思った。

書き手は、「秀吉で、沢口靖子演じるおねと、松たか子扮する淀殿と、世紀の美女対決、という設定にしているのは非常に違和感がある。まともな審美眼を持っている人なら沢口が圧倒的に美人なのは明らかであり対決も何もない。」というようなことを書いていた。「まともな審美眼を持っているなら」という表現はかなり印象深かった。

私も松たか子とは同世代であり、出てきた時は非常に可愛らしいと思い、大変好感を持っていたのだが、それは梨園でも有名な家の娘で、ロンバケの役どころが彼女自身の出自と重なり「清楚なお嬢様キャラ」への好感だった。

だから絶対的な美人!ということへの憧れとは異なり、松たか子は「可愛らしい雰囲気の見た目に、あの可愛らしい声での話し方、19歳」というような微笑ましいような感情だったので、それが沢口靖子と容姿の美を競うような態で「美人」という設定を見たら、私も違和感を覚えただろうと思う。

考えてみれば、ただの造形が整った顔というだけではないと思う

沢口靖子のポスターは、まだ修正などの技術が今のようでなかった時から、マジマジと見ていても本当に完璧に美しい顔だとため息をついてしまうほどだった。

しかし、よくよく考えてみると、あの時代というのはしばしば造形の綺麗なアイドルというのは誕生していたが、どこか沢口靖子ほどの印象を残す人は少なかったように思う。

彼女はそんなに自分のキャラを押し出すようなことをしていないし、演じている型も生真面目、といった感じでそんなに個性や内面が出ているタイプの女優ではない、と思っていたが、彼女のプロフィールによれば、

大阪でもそれなりにレベルの高い高校に行っていて、共通1次を受験して国立の教育大を志望していたらしいこと、これはあの優等生的な美を纏う大きな要素となっているように思う。

どんなに整った顔で、別にバラエティなどに出てなくても、あまり勉強ができないようなタイプの人はどこか白痴的なところが漂ってしまうのだ。

その点、公立の進学校から国立教育大の書道科を目指すという経歴は、あの整った顔立ちにぴったり合う。

そういった内面が顔つきや所作にも反映されているのだな、と感じている。

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