そんなにコンビニスイーツを食べる方でもないのだけど、たまに買うことがある。
コンビニのスイーツというと、個人のケーキ屋さんなどのそれと違って、大量生産で工業的で美味しくないのだろう、というイメージはコンビニ黎明期を知る我々世代には根強い。
しかし、たまに「これって日本が世界に誇ってもいいよね」と思えるようなスイーツに出会ってしまうことがある。
世界に誇るとは大げさかもしれないが、つまりはコスパである。
とても大量生産とは思えない出来栄えで、300円以下という手軽さ。
昔はエクレアとかシュークリームとかショートケーキとか、既存のスイーツを各コンビニがそのままの形で大量生産するという形だったが、現代はそうではない。
各コンビニがトレンドや既存の型も踏襲しつつ、「考案」という行程を経てオリジナリティを追求している。
コンビニってそういうものだったっけ?
しかし値段はコンビニ価格。
お手軽に各社が追求した「至高の味」を楽しめてしまう。
もはやコンビニスイーツは日本が世界に誇れる文化と言える、というのはこういうところである。
中でもローソンは何気に素晴らしい「作品」を提供してきていると思う。
ローソンと言えば、我々アラフォー世代では「からあげクン」のイメージが強く、セブンイレブンがオールマイティに強化しているのに比べて、少し全体に負けているかなという感を勝手ながら抱いていたのだが、デザート類に関してはローソンが期間限定で出すものに素晴らしいものが多いというのが最近の印象だ。
中でもまた食べたいのは、ローソンの「チーズクリームのパンケーキベリーソース仕立て」。これは今年の5月頃に見かけて、何回かリピートしてたべていた。
言っておくが、私は近年のパンケーキブームには全然乗っていないアラフォーである。
正直、パンケーキというカテゴリーには特別惹かれてはいない。
嫌いではないがパンケーキなど所詮パンケーキ、もっと言えばホットケーキと同じ素材で薄く焼いてるに過ぎない、くらいに思っていた。
しかし、こんな風にチーズクリームと組み合わせ、3種のベリーソースを合わせてあるとなれば、それはそんな安っぽいものではない。
甘いチーズクリームではなく塩気を感じるチーズクリーム、そのセンスが素晴らしい
薄い3枚のパンケーキの間にベリーソースが挟まれ、上にたっぷりのずっしりとしたチーズクリームがのっていたのだが、これが甘いチーズクリームなのかと思ったら、塩気があるチーズだった。
この、クリームチーズにベリーソースというのはフランスなどヨーロッパの朝食ビュッフェなどではよく見るようなもので、組み合わせ抜群なのだが、日本は少しヨーグルトのような若干甘みのあるチーズになっていることが多い。
これを開発した人は、やや塩気のあるクリームちーずにベリーソースという黄金の組み合わせをわかっていて、しかもパンケーキを合わせてくるという、素晴らしい発想の持ち主だ。
しかもアーモンドが散りばめられているのも素晴らしい。
こんな素晴らしいデザートが227円という値段でコンビニに売られていたのだから、日本はすごいなと思う。
しかし期間限定だったようで、すっと見かけない。
こんなブログで訴えたところで誰の目にも止まらないとは思うが、再販を願ってつらつらと私の熱い想いを書き綴った次第。
作るか…?
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